自動車評論家「福野礼一郎」氏のシトロエンC3の評価はどうか?
クルマを購入するときって、自動車評論家の評価って気になりますよね。今回は福野礼一郎さんの試乗記が載っている本を紹介します。
10年以上前に、歯に衣着せぬ批評で旋風を巻き起こした福野礼一郎さんです。辛口でズバッと斬ります。まぁその後なんだかオヨヨな感じになっちゃってたのですが笑、ここ数年はふたたび自動車としっかり向き合って試乗記を書いていると思います。
基本的にプロ自動車評論家の記事は忖度ありきだと思ってまして、疑いに疑って読むことにしてます。こちらの論評が評価できると思ったのは、シトロエンC3と同じPSA(プジョーシトロエングループ)の同セグメントのクルマ、つまりプジョー208とDS3と比較してどうか?ということに言及しているところです。また一言ではありますが、ドイツ車のライバルと比較してどうか?という点にも触れています。
もう一点。後部座席の乗り心地に関しての印象に触れる試乗記はなかなか無いのですが、こちらでは福野礼一郎さんと萬澤さん二人の後部座席の印象が聞けます。おふたりとも、どのクルマに乗った時も必ず後部座席に乗ります。比較対象も多いですし、比較基準もしっかりしているのではないか?と私は考えております。
なかなか自分では後部座席の試乗はしづらいですし、評価対象も少ないので、こちらのような後部座席試乗記は大変ありがたいです。
「こんな感じだった」という印象だけの試乗記ではなく、プラットフォームの生い立ちや、シャシーやダンパー、ブレーキなど細部の理論的な解釈も語られます。お金を払って読むに値する論評だと思いますので、シトロエンC3好きの方や、購入の候補に入っている方はぜひ読んでみてください。